WHOが癌を重点課題にするように働きかけるそうです [健康]

癌といえば、日本ではいまだに死亡率が一番ということで、

皆さん気になりますよね。最近では研究が進み、

遺伝子レベルでの検診技術や治療技術が確立されています。

にもかかわらず、依然として3人に1人が癌で亡くなる現実は

少しも変わらないのです。これは世界各国でも状況は同じようなものです。

人類はこの癌を克服するのが、今世紀の最課題のひとつでしょうね。

そんな中、世界各国で、WHOが癌の完全制圧を目指すように求める共同宣言を、

日本やアメリカなどの癌に関係する学会がまとめ、

今後、WHOに働きかけを強めることになったというニュースが入って来ました。

今までWHOはどちらかというとエイズなどの感染症を重点課題としているため、

特に発展途上国で癌の予防や治療の整備が進んでいないと指摘されているそうです。

そこで各国の研究者が、癌対策の現状や課題について意見交換したあと、

癌をWHOの重点課題とするように働きかけるための、共同宣言をまとめたものです。

日本癌治療学会の会長を務める埼玉医科大学の西山正彦教授は

WHOが精力的に取り組めば、資金や人材が投入され、各国で対策が進む。

がんはアジアを中心に世界で増え続けているので、

日本からもがんの制圧を目指すよう呼びかけたい!

と期待を込めて話したそうです。

あのWHOが本気で取り組んでくれれば、きっと癌撲滅の日も近いのではないでしょうか。


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